現在の秘境天川村 ”近畿の山々”

 

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大峰山 山上ケ岳

冬の高見山を歩く

蓬莱山に登る

犬鳴山から和泉葛城

紀泉アルプスの雲山峰

初秋の生石高原

岩湧山に登る

大和葛城山

冬の金剛山


明日香村から多武峰

伝説のお菊松

犬鳴山で蛍狩り


   
    手前は洞川温泉街、向こうは大峰山系

道の駅 吉野路 黒滝
紀ノ川は、大台ヶ原を源流とする大河です。上流の奈良県を流れる時は、吉野川
と呼ばれ、同じ川の流れですが下流の和歌山県を流れる時は、紀ノ川と呼ばれて
います。紀ノ川沿いの紀州路から天川村を目指し、奈良路へ車を走らします。


和歌山県の橋本市からR24号線の三在(さんざい)を右折、奈良県の下市町へ車を
走らすと、国道309号沿いに下市町から黒滝村へのカーブを曲がると、
黒滝川を挟んで左手にスイス風とんがり屋根のスマートな建物が目に入ります。

   

橋を渡って駅内に入ると広々とした敷地にロッジ風の駅舎、
これが「道の駅 吉野路 黒滝」です。駅内は、
吹き抜けのある多目的スペースを中心に、軽食・喫茶と物産館があります。


    

村の特産物としては、手づくりこんにゃくや、間伐材を利用した木炭、
地元産のそうめんなどがあり、物産館で販売されています。
ガレージセールなどの身近なイベントも随時催され、休日は家族連れでにぎわう交流の場として機能しています。また、銀行が敷地内にあり便利です。


秘境天川村 
黒滝村の道の駅から309号線に戻り、長い〜新河合トンネルを越えると、
そこは大自然が息づく秘境天川村です。


    
    天川村川合のバス停付近

三叉路になっている交差点名が川合です。幾筋かの谷川が合流する場所で地形が
開け、僅かですが平野部があります。左折するすと洞川温泉です。

4月下旬の天川村は、濃淡の新緑が眩しい。洞川温泉街の駐車場に車を止め、
徒歩で数分の所に面不動鍾乳洞行きトロッコ列車の駅があります。


    
    ゴキ

    
    面不動モノレールトロッコ列車の駅(乗り場)


登山駅からトロッコ列車モノレールに乗り、急勾配の斜面を一直線に登り、
山の中腹にある鍾乳洞の入り口駅で下車、そこでモノレール往復乗車券を購入し、
薄暗い鍾乳洞を歩きました。面不動鍾乳洞への入場は無料ですか、
トロッコ電車の料金は、往復で500円です。


    
    モノレールトロッコ列車

手前下は洞川温泉街、向こうは大峰山系の山々です。

    
    面不動鍾乳洞の受付

    
    面不動鍾乳洞の入口

    
    面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)

鍾乳洞の中は、気温9℃程で初夏の薄着で入ると、肌寒く感じられます。

    
    モノレールトロッコ列車

    
    ゴキ

トロッコ電車の登山駅から数分ほど歩くと竜泉寺があります。

   
   龍泉寺 本堂

寺の境内に清らで透明感のある池があり、山岳修験道の修験者が大峰登山を行う前に、この池で沐浴を行います。

   
   龍泉寺の池

竜の口から湧き出る泉水がこの池に注がれています。

   
   竜の口

龍泉寺は信仰の寺であると伴に、大自然の荘厳さや不可思議さを感じさせます。
裏山の中腹辺りで滝の流れる音がします。 
滝の流水が岩盤を潜り、竜の口から池に注がれています。 
池はこんこんと湧き出る透明度の高い清水が静かに流れています。


   
   なで石

なでると軽く持ち上がり、叩いて持ち上げると重くなると伝わる不思議な石、
生き物にも心があるように石にも心があり、常にこの石をなでるときのような
気持ちで何事にも接すると良いとなで石が教えてくれています。


みたらい渓谷遊歩道
みたらい渓谷遊歩道は、起点の「天川村川合バス停」から、絶景スポットの「みたらいの滝」を経て、
終点の「洞川(どろがわ)温泉」まで約7.4キロ(約2時間15分)のハイキングコースが整備され、
初心者の方も楽しめる散策コース。
急な上りやつり橋があったりしますが、階段や手すり、
案内板などが整備された一本道で、キュキュと云う落ち葉を踏む感触が心地よいすずかけの遊歩道です。 


みたらい渓谷

みたらい渓谷遊歩道のbQ付近で遊歩道と林道が交差している場所があり、林道からみたらい遊歩道に入り、
少し行くと吊り橋がありました。


みたらい渓谷に掛かる吊橋

みたらい遊歩道はコースからの出入り口が多くあり、その日のスケジュールに合わせて
コースのショートカットなどの加工がやり易い。



みたらい遊歩道から渓谷の川面を眺めました。



みたらい渓谷の青く澄んだ川面



みたらい遊歩道から対岸の309号線が木立越しに見えます。

河合トンネルが開通し、車でのアクセスも便利な奈良県天川村。関西随一の美しい渓谷、
清流が流れるみたらい渓谷には、川沿いに断崖をくり抜いた遊歩道が整備され、
つり橋からは滝を上から眺めることや川遊びやハイキングもでき、透き通った碧い水面と断崖絶壁は、
大杉谷渓谷を連想させるまさに絶景!大阪から車で十分に日帰り旅行した気分になることもできます。


星の国 天川村 
天川村は、熊野川の源流地帯をなす、近畿地方のアルプス地帯である。
切り立った山並みと水の流れが清らかな所である。
村の面積の98%が森林であり、処で暮らす人々の主たる産業は林業と観光です。



みたらい渓谷

天川村は、熊野川の最上流に位置した、山岳信仰の聖地とされる山村です。
村の中央部を東西に流れる天の川の源となる大峯山脈は1300年を誇る
山岳修行の聖地とされ、平成16年に紀伊山地の霊場と参詣道「大峯奥駈道」
「霊場・大峯」として世界遺産に登録されました。 
天川村は、大自然が息づくまさに日本の秘境と呼ばれるに相応しい地域です。


     
     天川村へのアクセス

山岳信仰の霊峰である大峰山登山と洞川温泉に温泉客が訪れ、賑わう観光地でも
あり、天川村の東西を流れる渓流に、鮎やアマゴが棲息しております。
外部から観光や登山、山岳信仰にやって来る私達にとって天川村は、温泉あり、
清流あり、空気が澄み星が綺麗で大自然に溢れています。



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