冬の高見山“近畿の山々を歩く” 

 

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冬の高見山を歩く


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国道166号線を奈良県側から三重県側へ走らせていると、三角形の姿をした高見山が見える。
高見山は台高山脈の北端に位置し、関西では霧氷や樹氷を手軽に見られる山として有名。
近鉄榛原駅から臨時の霧氷号で高見山登山口(杉谷)へ直行する。


小峠分岐付近より高見山

交通アクセスは、近鉄榛原駅より奈良交通バス、高見登山口停下車、榛原駅から45分程で到着する
登山コースは、高見山登山口(国道166号線沿い)→小峠→大峠→高見山頂
高見山山頂 → 高見平野(たかすみ温泉)縦断コース



高見山の樹氷

関西のマッターホルンといわれる高見山は、霧氷が見れる山として人気の山です。


高見登山口(杉谷)バス停

登山口がちょっと分かりにくいが、バス停から100mほど戻った民家の脇にある。



高見登山口は、バス停からへ歩いてすぐです


登り始めは旧伊勢南街道

バス停の近くにある登山口。傍の看板には旧伊勢南街道と記されている



登山口(標高460m)からしばらくは旧伊勢南街道を歩いて行きます。
かつては伊勢参宮の道であり,また紀州徳川家が江戸参勤交代にこの道を使用しました。


旧伊勢街道

登り始めは、木段や石畳が続く整備された登山道でさほど苦にすることもなく、登ることができ、
積雪はあったものの滑る心配がなく
、高見山登山口バス停から小峠まで約1時間です。


小峠

小峠(標高820m)到着、ここまでは30分ぐらいです。

小峠鳥居を抜け急坂を進むコースと高見峠を目指すルートに分かれる分岐


小峠の登山口

標高820m付近の小峠。
鳥居をくぐっていくのは平野分岐への直登ルート
小峠からは階段状になり、急勾配になり、
しばらくすると分岐点があり、高見平野方面への道と頂上の道に分かれる。
高見平野は温泉がある関係で下山道に使われることが多く、バスも帰りは高見平野から出るので
高見平野方面は、下山に使うことになる。


冬の高見山は、僅かな積雪があるだけ、アイスバーンがなく、アイゼンを履く必要がない。
キャラバンシーズで登山道の凍てついた霜を踏むと、サクサクと心地よい音がします。
登山道は、よく整備されており、危険なヶ所がなく、なんとなく登れる山ですが、
斜面の木々が樹氷に覆われ、辺り一面の銀世界となります。



高角(たかすみ)神社と高見山頂上(1248.3m)

高見山山頂高角神社があり、奈良県と三重県に広がる山を一望できる



避難小屋の屋上が展望台



山頂からの北側の眺め。曽爾高原の兜岳、鎧岳、倶留尊山などが見える



東側の眺め。左端に倶留尊山、右端に三峰山が見える

幕営は高見山の山頂付近と見当を付け、テント場の場所探しをする、北風を避けるため、
山頂の南側で少し低い所にテントを張り、夕食の準備に掛かる。
山頂付近に水場がなく、水汲みは、遥か麓の谷筋まで降りなければならない。
谷筋への水汲みは大変なので木々に付着した樹氷をかき集め、ホエブスで温めた鍋で樹氷を溶かし、
木屑等をタオルで越し、飯盒炊飯に使いました。

枯れ葉や木屑をタオルで越して取り除き、飯盒炊飯の水に使いましたが、タオルの編み目が
粗いため、炊き上がった御飯に細かい木屑が混ざり、ちょっと歯ごたえのよい御飯となりました。


ルートマップ


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