だんじり祭りの運営とブロークンウインドウ“泉佐野市中庄のだんじり”

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だんじり祭りの運営とブロークンウインドウ現象

玄関に砂埃が溜まり、人の出入りの気配がなく、メールボックスに、チラシや新聞が無造作に溢れている等は、空き家のサインとなり、まず、泥棒の標的になり、
金品が盗難に合います。
その次に、誰も感心を払わない家だと解ると、一枚目の窓ガラスが割られ、
補修の兆しがなく、関心が全く払われていないと解ると他の窓ガラスも次々
と割られて行きます。
やがてタバコやゴミのポイ捨てが起き、付近の壁に落書きがされる様になります。
この現象をブロークンウインドウと言います。また、破れ窓理論、或いは、
壊れ窓理論ともいいます。

破れ窓理論は、私の半生を振り返り、思い当たることもあります。
だんじり祭りで地車(だんじり)を曳行し、走って角を曲がるやりまわしを
繰り返し行っていると、どんなに注意しても、地車がこっちの屋根、あっちの
電信柱といった具合に衝突し、屋根を壊したり、電信柱を折ったりしますが、
地車の軽微な損傷を放置しておくと、曳行関係者の間に地車が屋根や塀、
電信柱と衝突し、地車を壊しても構わないと言う意識が蔓延り、やがて大事故や
大惨事及び大破損を誘発します。

だから、安全で事故のない楽しいだんじり祭りにするため、ブロークンウインドウ
現象を起こさないためにも、地車が僅かでも傷付いたら放置せずに補修を行うを、
繰り返し、地車を常にピカピカの宝物状態に維持し、地車を壊さずに曳行する、
安全曳行の意識を熟成します。

そして、地車の曳行や槍廻しが上手く行くように、小さなミスや失敗を見逃さずに
話し合いや練習を繰り返し、コミュニテイを深めて関係者の意思の疎通を図り、
神社で安全祈願を行い、祭礼関係者の安全意識を高め、秋の祭礼に臨みます。

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だんじり祭り


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