受け継がれる伝承文化“泉佐野市中庄のだんじり祭り”

 

 


越し方の来歴

今日は秋祭り

夜空に名残太鼓が響く

だんじり祭りの蝉

先人の知恵に学ぶ

安全委員のスパイラル

祭礼日の変遷

歴史の証人達

友垣との友情は風化しない

地域の絆、お地蔵さん

だんじりと壊れ窓

ビジョンを持つ


 


受け継がれる伝承文化

だんじり(地車)は、曳行する地理的な制約により、だんじりの形状が異なります。
山深い山村の大木では、
肩で担ぐ”担いだんじり”、平野部の農村では、下だんじりと
呼ばれる地車(四輪車)、泉佐野以南はやぐら(二輪車)と曳行する地理的な制約に
応じて様々なタイブの地車が有ります。
また、漁師町は、太鼓台、
神輿である。


大木地区の火走り神社への宮入り

祭礼の見た目や形態が違っても祭礼の運営形態は、ほぼ同じです。
曳き手、鳴り物、後梃、前梃、大工方、世話人と世代に応じた役割分担があり、
だんじりを曳行しております。
秋祭り等の民俗伝承文化は、世代間の受け渡しが行われ、ささやかな氏神信仰が
あり、祭礼が永く世代間
に引き継がれております。それ故に民俗文化・伝承文化
なのです。

祭礼は、曳行する二日だけでなく、小屋開きの安全祈願に始まり、引き出しの
安全曳行祈願、宮参りの祭礼祈願と、ほんのささやかな氏神信仰と
関わっております。


中之庄 地車小屋



奈加美神社



奈加美神社 本殿


車窓に流れる秋景色、秋祭りに備え、提灯やぐらに提灯が並べられ、
華やかに賑わっております。

泉州地方の秋祭りは、岸和田祭以外は、主として10月の初旬に行われます。

平種柿は出荷の最盛期を迎えており、富有柿が色付き出しております。この時期、
川添の竹やぶや里山で”アケビ”の果実が熟れる頃です。 

少年の日、アケビ取りに山野を駆け巡った事を懐かしく思い起こします。
竹や木によじ登り、アケビ狩をするのである。果肉の甘さは抜群であるが、
種が多く、口に含んでから種を吹き出します。アケビの最盛期は、
秋祭りに備えて笛、太鼓の音色が、村々に聞こえる頃です 



 
だんじり曳行で境内を練る



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