祭礼安全委員(世話人)と負のスパイラル
十年ひと昔とは、よくいったものです。街角で出会った知人から聞いた話しに
よると、祭礼運営の在り方、つまり連帯と絆の取り方が、一変し、様変わりして
いるらしい。
昨年、安全委員(世話人)に出て来ないとの理由で喧嘩沙汰になったとか!!
強制力を働かすことの出来ない祭礼の役割である、安全委員会に出て来ないとの
理由で喧嘩沙汰になったこと自体、人が寄り付かなくなる負の連鎖が始まった
予感がします。
街角で出会った知人は、安全委員は、楽しくないので今年の祭りは、参加しないと
語っていました。また、一人、だんじり祭から去って行きます。
祭礼運営は、雇用契約で結ばれる、仕事と違い、役割を勤めことで報酬か有る訳で
なく、無報酬のボランティアで行うものであり、役割の分担に強制力が働かない。
安全委員会は、祭礼の日に、町内会の評議員、若頭の上がり、町内の人々等、
各方面から沢山の人々が集い、だんじりが曳行する道路の交通規制を協働する
役割を担います。
ある一定の人数が集まらなければ、交通規制の役割を果たすことができません。
安全委員の役割は、だんじりの安全曳行に欠かせない重要な役割ながら、
だんじりの曳行から離れた地味な役割であり、祭礼に参加する人々にとり魅力ある
役割とは言い難い、祭り好き程、嫌がるポジションでもあります。
それ故に普段から親睦と連帯の絆を深め、楽しく役割を勤める工夫がなければ、
安全委員会に人々は集まらない。人と人の繋がりを活発に旺盛にし、楽しく集う
工夫(仕掛け)がなくなり、集まる人が少なくなる程、集まった人への負担は、
更に大きくなり、祭礼の安全委員に人がより付かない負の連鎖に陥ります。
自主警備を担当する安全委員(世話人)
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