和歌山線紀伊長田駅は、 今も無人駅 夢追い人

 和歌山線紀伊長田駅は、今も無人駅 ”夢追い人”


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和歌山線紀伊長田駅


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青春とは



紀伊長田駅は、今も無人駅です。


長田駅プラットフォームの粉河寄りから見た龍門山

JR和歌山線の長田駅は、幼い頃に父に連れられ、弟の昇と一緒に祖父母の墓参のために、
何度か訪れました。JR阪和線の紀伊駅で単線の和歌山線に乗り替え、電車から下車する時に
運転手兼車掌が電車の車内で切符を切り、紀伊長田の無人駅に下車しました。
訪れた親戚宅の裏庭から田んぼを挟んで、長田駅のプラットフォームが、
真向かいに見えておりました
プラットフォームの向かいは、頂上が平べったい龍門山の稜線がどっしり座っていました。
龍門山の山裾は蜜柑畑になっていますが、上の方は山桜があるらしく、
ところどころ緑の中に、ぼんやりと桃色が染めていました。



龍門山の頂き

関西の山々で紹介されていて、ハイキングコースとなっている、頂上が平べったい竜門山へ
若き日の3月下旬に友人の畠中君と二人、春を歩く、ハイキングに行きました。

龍門山の山裾の蜜柑畑で枝を掻き分けながらの登りコースを
行くと、
道端に腰掛けた古老から、”干し蜜柑食べるかい?”と差し出された、皺くちゃの蜜柑を
皮も剥かずに食べながら登り、竜門山の頂上へ向かいました。
そしてその帰路、長田駅に程近い島の親戚宅に立ち寄りました。

挨拶を交わした後で親戚のおじさんが”今年の初午に弘一が来ると思っていたが
来なかったと”残念そうに話していた光景が、皺深いおじさんの表情と伴に今も、
脳裏に刻まれております。


紀伊長田駅

紀伊長田駅はJR和歌山線の中にあり、周辺には緑あふれる田畑が広がっています。
駅は無人駅であり、周辺には飲食店などは一切ありません。のどかな雰囲気が広がるJR紀伊長田駅、
駅から北へ3分ほど歩くと、厄払いで有名な長田観音(如意山厄除観音寺)などがあります。



待合室の様子



施設名称      紀伊長田駅
所在地 649-6553 和歌山県紀の川市嶋


幼少時に訪れたローカルな光景と半世紀後に来た時の家並みとかの光景が、
なんら変化がなく、まるで100年1日の如く、手付かずの風景がここに残されています。
勿論、和歌山線 紀伊長田駅は、今も変らずに無人駅で駅舎はありません。
長田観音の参道に程近く、長田観音へ参拝する人達の乗降駅となっております。

長田駅は、普段は無人駅ですが、長田観音の初午の日は、数万人が参拝して賑わうため、
臨時列車が増発され数人の駅員さんもおります。


和歌山線紀伊長田駅のプラットフォーム

プラットフォーム周辺に広がる桃畑、この辺り一帯は、早生の桃である長田桃の産地です。



駅舎の無い無人駅のプラットフォームに電車が到着





ホームの向かいには、花一杯の桃の果実園が広がります。



長田駅のプラットフォームを降りて、すぐ近くの踏切を超えて紀ノ川へ伸びる道



長田駅のプラットフォームを降りた、踏み切りの向こうが長田観音の参道です。



階段の参道を登って行くと大門が迎えてくれます。風変わりな大門ですが、寺の規模が解ります。


大門から長田観音を臨む



厄除けで知られる長田観音はお花見スポットです。紀伊長田駅から徒歩3分です。

長田観音は、父の坂口春松が長く観音さんの世話人を務め、住職との親交が深く、
父は、観音さんの参道に桜の木を植樹し、桜並木を寄進しました。
現住職 斉藤公俊の父君は、兄坂口弘一の名付け親であり、母貞子が重篤に陥ったとき、
病床の枕元には、普段は観音さんで祭られていて門外不出の”錘馗様”(しょうきさま)
が祭られていました。重篤に陥った母の病を癒すため、坂口家のたっての願いを聞き届け、
長田観音さんが特別に”錘馗様”の持ち出しを許可してくれるなど、坂口家と
何かと縁の深い寺です。
長田観音は和歌山県紀の川市別所にあり、真言宗に属する如意山厄除観音寺
(にょいざんやくよけかんのんじ)です。旧長田庄に在した為、通称長田観音と言われ、
霊験高く一般に「厄除観音」又は「厄観音」と呼ばれております。


長田観音

初午・二ノ午には多くの参拝客でにぎわいます。初午(はつうま)・二ノ午(にのうま)は、二月最初の午の日でその年の豊作祈願や無病息災を願います。


厄除けの鐘




  
錘馗様(しょうきさま)    長田観音 〒649-6554 和歌山県紀の川市別所58  0736-73-3566









長田観音から粉河寺へ

粉川寺へのアクセス
電車:JR和歌山線粉河駅下車 門前町徒歩15分 
バス:JR阪和線熊取駅下車 粉河行乗車 45分  
自動車:阪和自動車道 上之郷または和歌山インターからいずれも約35分 

粉河寺
門前町から大門をくぐりさらに中門をくぐると、本堂が一段高いところで翼を広げています。
名刹粉河寺は西国三十三箇所観音霊場第三番札所として、いまも多くの巡拝者が訪れる。


大門

ダイナミックな造型で人々を魅了している本堂前の枯山水庭園は国の名勝に
指定されている。また、見所として、国指定名勝である枯山水の粉河寺庭園、
重要文化財の本堂、大門、中門、千手堂があります。



粉河寺

友達数人と弟を含めたグループで初めて訪れた粉川寺ですが、階段を登り、境内に入ると、
まず、粉河寺境内の広さと建物の立派さに圧倒されます。
そして、以前に来たことが在るかの様な懐かしい風景が広がり、不思議な感覚に捕らわれました。
思えば、幼い頃に両親に連れられて訪れたことがあり、脳裏の片隅に忘れられていた源風景が甦り、
以前に来たことを想い出させたのかもしれません。


粉河寺 境内諸堂配置





後書き

和歌山は、交通の要衝から遠く離れた紀伊半島故に、近代化と云う自然破壊から免れ、
豊かな大自然が残されました。それだけに風光明媚な観光地も数多く残されており、
それらの観光地に全国から訪れる人が多い。

国道24号線の起点は、和歌山城です。厳密には、和歌山城の西側にある県庁前交差点が、
26号線の起点であり、南側が42号線、東側が24号線の起点となります。だから和歌山市内で
道に迷ったら一旦、和歌山城へ戻り、此処を基準に和歌山市内の地理を理解すると、
街路の並びが解り易い。



和歌山城

更に云えば、和歌山市内を東西に結ぶ野上和歌山線と南北に交差する〜通りの交差点名を
理解すると和歌山市街の全体が理解しやすい。
この野上和歌山線に沿っての交差点名に加納町、県庁前、和歌山城、田中町が有り、阪和道の
ジャンクションが有ります。

ずっと変わらぬ町並みと風景、南海線の和歌山市駅とJR阪和線の東和歌山駅を結ぶ
商店街は、モータリゼーション (車社会化)の波に埋没した、典型的なシャッター通り
となり、人通りは途絶え過日の華やかな面影はないが、それでも見方を変えれば、
和歌山は雅ではないローカルな良さに溢れています。





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