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古武道家の一念
古武道家である坂口弘一は、家庭の中でも空手、空手であり、古武道の道を追い
求めることが、人生における優先順位の一位であり、人生の時間の多くを割き
稽古に励み、武道家として武術の守離破を希求し、武術の新境地を
切り開きました。
そんな彼は、″私ほど家族を愛し、兄弟思いの者はいない″と、ことある毎に、知人や知己に繰言の如く語り続けました。偽らざる本心の吐露でした。
誰にも、これだけはと云う、自他伴に譲れない一線があります。
少年の日より武道に携わり、高齢になっても、実践空手の使い手であり、古武道の第一人者で有り、常に武道を究め続ける常在兵法の求道者で有り続けました。
坂口弘一が古武道を真摯に追い求め続ける原点は、武道を究め続け、心身伴に健全である事で、大切な宝である家族や一族を守る為であり、また、陽だまりの様に暖かい心意気で他者に接すること、これが譲れない一線であり、古武道の真髄を訪ね歩く原動力でした。
坂口弘一 九段
Sakaguchi Koichi, 9th dan
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