松本城公園
信州の松本城、城の壁が黒塗りなのでカラス城とも呼ばれます。城の周辺は、公園として整備され、
アルプスを目指す登山客や観光客で賑わいます。
この公園は、よく整備された松林のなかに、随所パンジーが植えられた、風光明媚な城公園です。
大阪から松本駅までのアクセスは電車、ここから上高地までは路線バスで向かいます。
路線バスの待ち時間を利用し、松本城公園を散策したりします。
だから松本城公園は、北アルプスへ向かう、登山者の発進基地として、青春の日々、友と隊列を組み、
北アルプスを縦走した思い出の風景とともに鮮やかに脳裏に織り込まれています。
国宝松本城
松本城公園の松林
夏の上高地
梓川は、長野県を流れる信濃川水系犀川の上流域を示す別称です。
北アルプス槍ヶ岳に源を発し、上高地に注ぎ、大正池を形成し、梓湖(奈川渡ダム)に注ぎます。
梓川は、アルプスの雪解け水を集め、凍て付く氷水の様に冷たい清流です。
真夏に上高地を訪れ、梓川の川面に手を入れるとビックリするほど冷たく、氷水そのものです。
夏の外気温と梓川の水温との温度差で白い蒸気が川面に立ち込め、
梓川の両岸の辺り一面に、木肌が白い白樺林が広がり、ただ見ているだけでも涼しげな風景です。
そして、上高地は、北アルプスへの登坂口に当たります。
大正池
梓川に掛かる河童橋
夏の上高地を散策する。
松本駅から路線バスで上高地へ向かう途中、車窓から大正池、焼岳を眺めてしばらく走ると、
やがて梓川に掛かる河童橋が迎えてくれます。
さて、上高地周辺を散策するコースに、梓川を挟んで右岸コースと左岸コースが有ります。
雪解け水を集めた梓川の水温は、氷水の様に冷たい、水温が低く外気温との温度差があり、
川面に白い霧が沸き立つ様に発生し、両岸に広がる白樺林を霧で覆い隠します。
上高地の散策コースは、なだらかで足に優しいコースですが、高地の樹林帯の中を歩くため、
同じような木立の連続で見晴らしが効かず、地理的な感覚をなくしそうになりますが、
真夏でも冷涼な気温と梓川の川風が爽やかに吹いています。
白樺林
信州上高地の河童橋から徳沢園を歩く
上高地から少し足を伸ばして、アルピニストの人達が行き来する横尾までのハイキングコースを
ご紹介します。
上高地バスターミナル-(5分)-河童橋-(45分)明神-(45分)-徳沢-(1時間)-横尾 (往復約6時間)
明神に到着ゆっくり歩いても約50分の行程です。
河童橋たもと
嘉門次小屋
明神橋より明神岳
「朝焼けの宿」明神館
徳沢・横尾と徳本(とくごう)峠分岐点
徳澤園
登山コース案内 <上高地・徳沢から北アルプス蝶ヶ岳へ>
上高地から2時間で徳沢に到着します。
徳沢園の右側に長塀尾根の登山口を示す大きな指導標が立っていました。
ここからは樹林帯の中の急な登りが続きますが、登山道はよく整備され
鎖場などの危険箇所はないので登山初心者でも難なく登れます。
針葉樹林の中の登りが続きます。小刻みにジグザグを繰り返す長い登りが続きます。
急登りが3時間30分ほど続きます。木の根が出ている所が多く、雨天時にはスリップ注意です。
ダケカンバの林床には笹が茂り、二か所に丸太梯子が掛けられています。
長塀山と蝶ヶ岳の間にある妖精の池です。
高山植物に囲まれた池でした。
蝶ヶ岳山頂(2677m)
山頂は広々としていて山小屋も近いのでゆったりくつろげます。
蝶ケ岳ヒュッテ
蝶ヶ岳 チョウガダケ」の名前の由来は、春先になると、蝶の雪形が現れる
ことから名付けられました。
大天井岳 常念岳
左から 前穂高岳 奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳
左 大キレット 南岳 中岳 大喰岳 そして槍ヶ岳
上高地・徳沢園から蝶ケ岳の地図
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