お庭でメダカを飼育“男里川の自然を守る会”

 

 

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お庭でメダカを生育

少年時代の遊びの一つに、小川(用水路)での魚取りが有りました。魚は、泥鰌や
鮒、メダカ等です。貝はしじみ、烏丸外、田螺等です。その他にザリガニや毛蟹も
取れ、水辺の夜は、平家蛍が飛び交う楽しい遊び場でした。そしてこれが
高度経済成長前の全国各地で見られた田園風景でした。


水が引いた溜池に池全体が白く成る程、白鷺が飛来した風景を思い出します。
その頃、コウノトリの里は全国至る所にありました。


今は用水路が整備され、コンクリートで固めた小川は、水流の増減でたんぼの土手
が崩れる心配は亡くなりましたが、コンクリートで固めた小川は、川底に
でこぼこがなく平面のため、渇水期に水溜りがなく、水中で暮らす魚や貝などの
水辺で生きる生物が棲めない環境となりました。


また、現在は使われていませんが、田畑を荒らす害虫の駆除にバラチオン等の
強力な農薬を散布しておりました。それで害虫の駆除と共に、泥鰌やめだか、
ほたるなどの小生物も打撃を受け、鳥の餌となる小生物も小川から姿を
消しました。


今日の私達は、コウノトリの里作りとまでは行きませんが、文明の利便性を
追求しながらも鳥達と共生できる道を探る時が来ていると思います。


泉南市馬場地区でお庭の中にある水槽や水瓶でメダカを飼っている
お宅があります。ご夫妻は、水温管理や適度な餌やりをされ、メダカを飼育して
おります。

ご存知の様にメダカやホタルは、程よい清流の中で育ちます。
小川(用水路)、河川等の水質やメダカやホタルが棲める水辺の環境作りが、
鳥達と私達が共生できる一つの目安だと云われております。



めだかは、日本に棲息する最も小さな淡水魚であり、体長 4 cm 程の淡水魚で目が
大きく、
頭部の上端から飛び出していることが、名前の由来になっています。



 

 


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