ISO9001とは? 中小企業のISO取得をサポート

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ISO9001とは?

ISO9001とは、企業などの組織が、顧客や社会などが求める製品やサービスの品質を常に維持・向上させるための「仕組み」について定められた規格です。従って、イソネジやフィルムの感度のように個々の製品の形状や品質を問う規格とは異なります。

もともとISO9001は、1987年に企業の製品やサービスの品質を「保証」するためのISOの規格として制定されましたが、1994年の改訂を経て、最新版である2000年版(現行)においては、大きな内容変更が行われています。
この2000年版においては、「品質保証」という言葉は規格に含まれなくなり、ISO9001は、顧客や社会の要求を満たし、企業や組織を継続的に改善していくために必要な「社内の管理体制」を整えるシステムとして位置付けられています。
従いまして、現行のISO9001:2000年版は、製品を作るメーカーなど一部業種に限定されたものではなく、あらゆる業種・規模に関りなく導入可能な規格として普及が進んでおります。
バンコウのコンサルティングでもさまざまな中小企業の皆様にご受講いただいております。

具体的な内容は?

ISO9001には、自社の製品・サービスの維持・向上を目指し、顧客の満足度を高めるために必要な組織体制の整備、責任・役割分担、業務の遂行方法、チェック体制などについての定めがあり、そのシステムは品質マネジメントシステム(QMS:Quality Management System)と呼ばれています。

例えば、契約→受注→設計・開発→購買→製造→製品提供といった業務の流れにおいて業務遂行上必要な事項や、内部監査、不適合の是正・予防処置など内部チェックの方法などをISO9001で定められた規格要求事項に沿って、各社で定めたうえで、社内で運用することとなります。

具体的なシステムの構築においては、まず社内でISO9001の目的に沿った「品質方針」「品質目標」を決定したうえで、それを実現するための「品質マニュアル」を作成、それにともなう各種社内規定や文書・記録などを整えた上で、品質マニュアルに基づいて、社内の業務を遂行していくことになります。

ISO9001の認証を取得した企業は、内部の品質管理体制を整えることによって顧客満足を高めている組織として国際規格に定められた水準にある、とみなされることになります。

<ご参考>
ISO14001について
ISO9001の他に、近年では、1996年に制定された環境に関するマネジメントシステム:ISO14001を取得する企業も大幅に増加してまいりました。
ISO14001とは、組織(企業・自治体など)に対して環境に負荷をかけない事業活動を継続して行うように求めた規格となっております。
経済の発展に伴い、“大量生産”“大量消費”“大量廃棄”による数多くの環境問題が引き起こされるようになりました。大気汚染・地盤沈下・水質汚濁・大量のごみ問題・地球温暖化・オゾン層破壊・酸性雨など、一部の地域の問題から地球環境全体の問題へと波及しております。このままでは安全な地球を次世代へバトンタッチすることは不可能です。
つまり、安全な地球を維持し、しかも持続的に発展するような社会を作る必要があります。そのためには、各個人が環境活動を行うだけでは意味がなく、環境に対する負荷の大きい企業(組織)が、環境へ負荷をかけない仕組み作りを構築する必要があります。それを国際的な規格として制定し、認証制度をとりいれた規格がISO14001なのです。

ISO9001の動向